床面積や高さが同じ部屋でも、レイアウトによって感じる広さは異なります。
単純に片付けるだけだと、すっきりしないケースも多いでしょう。
その場合はレイアウトを工夫することで、実際よりも広がりを体感しやすくなります。
たとえば、手前に大きめのものを配置して、奥に低いものを配置することもその一つです。
これは遠近感を利用して、奥行きを過剰に感じさせるテクニックです。
ライトを間接照明に切り替えることも有効であり、陰影の効果によって空間が膨らんでいるように見えます。
さらに、大きめの鏡を設置するテクニックあり、部屋がその中にも続いているような錯覚の効果を与えられます。
できるだけ壁や床を露出させることで、すっきりしている景観になりやすいです。
極論になりますが、まったく露出していない状況だと圧迫感が大きくなってしまいます。
そのため、あえて物を一つも配置しないエリアをつくることもポイントです。
特に重要なのはテレビを置かないことであり、これによって広さの比較対象が少なくなります。
どれだけ広い部屋でも、大きなテレビを置くとそれだけで狭い印象を与えかねません。
反対に、狭い部屋でもテレビがなければ、その分だけ開放的な印象が強くなります。