インテリアを考える上で大切な部分となるのがソファです。どのようなソファを配置するかによって、その室内の雰囲気が変化するのは言うまでもありません。例えばレザー張りなら高級感が演出でき、猫足のものを選べばアンティークな雰囲気になり、ローソファだとカジュアルで開放的に感じられるなど、ソファによって部屋のコンセプトも変わるほどです。
ソファにもさまざまな種類がありますが、最近はアームレスソファが注目を集めています。アームレスソファとは、名前の通りひじ掛けがついていないソファを指し、様々なメリットがあります。この記事では、アームレスソファの具体的なメリットや、人気の商品12選をご紹介していきます。
アームレスソファってどんなソファ?
アームレスソファとは、その名の通りひじ掛けのないソファを指します。デザイン的には肘掛けのあるソファよりもすっきりとした印象を与えてくれます。特に間取りが狭い部屋であったり、一人暮らしの住まいにも最適なソファのひとつです。
アームレスソファは圧迫感が少なく、開放的で部屋を広く見せてくれる効果もあります。そのためリビングに置いたり、寝室にベッドとは別のくつろぎスペースとして設置する方もいます。
アームレスソファのメリットとは?
アームレスソファには様々なメリットがあります。ここでは、アームレスソファの具体的な機能面におけるメリットを解説していきます。
座る部分が広い
アームレスソファはひじ掛けがないため、その分座面を広く確保できます。部屋が狭く、大きなソファを置けない場合は、アームレスソファを置けばゆったりくつろげるようになるでしょう。
肘掛け部分を気にせず使うことができるのは、ベンチに使用感が似ていると言えます。ですので、大柄な方や2人以上でソファを利用する方にもおすすめです。
コンパクトで置きやすい
コンパクトで置きやすいのもメリットです。壁側にぴったりとくっつけて設置でき、ひじ掛けがない分無駄なスペースが生まれません。これによって部屋のレイアウトがしやすくなります。
アームレスソファは部屋の中央に置いても違和感が出ないソファです。より座れる場所を広く取りたい場合、例えばL字のコーナーが出来るように配置することも可能です。レイアウトの幅が広いので部屋の生活動線も確保しやすく、快適でストレスの少ない部屋を作りたい方に向いています。
足を伸ばしてくつろげる
足を伸ばしてくつろげるのもアームレスソファの大きな魅力です。ソファの座面に横たわりたい時、ひじ掛けがあると足の置き場に困ってしまいます。ですが、アームレスソファならそういったこともありません。
また、肘掛けがない分どこからでも座ることができるため、くつろぎの幅はさらに広がっています。ソファの上でくつろぐ時間を長く取りたい方にもおすすめできるソファだと言えるでしょう。
アームレスソファのデメリットと解決方法
アームレスソファにはメリットだけでなくデメリットもあります。しかし、デメリットは工夫次第で対処することが可能です。ここでは、アームレスソファのデメリットとその解決策を合わせて解説します。
肘置きを使ってくつろげない
アームレスソファには肘置きがないため、読書やテレビ鑑賞、テレワークをしている時などに使いづらいと感じることがあります。
この場合には、クッションを肘置き代わりに置いておくのがおすすめです。何段か重ねて肘を置きやすいように体の側面に配置するといいでしょう。
見た目がシンプルすぎる
ひじ掛けがない分デザインはすっきりとして開放的ですが、その分デザインがシンプルで寂しいと感じる人も居ます。高級感を前面に出したインテリアにしたいという強いこだわりがある方や、来客用のソファにしたい場合には、アームレスソファは不向きです。
来客用などで見た目に高級感のあるソファにしたい場合、レザーの張地を選ぶのがおすすめです。また、ソファの脚もがっしりした作りのものを選べば、重厚感を演出することができるでしょう。
子どもが両端から転落する可能性がある
ソファにひじ掛けがないと、子供がそこから転倒してしまい怪我をする可能性もあります。
子供がいる家庭でアームレスソファを置きたい時は、座面が低いローソファ型のアームレスソファを選択することをおすすめします。また、万が一転落した時の事を考え、床材にもクッション性に長けたカーペットやラグを敷いておくとより安心できます。
特徴別!アームレスソファの人気アイテム12選
アームレスソファにも様々な個性があります。ここからは、数多くあるアームレスソファの中から、特に機能的に便利だったり、デザインに特徴があったりといった商品を12個ご紹介していきます。
部屋のコンセプトや家族構成、安全性、休日の過ごし方などを考慮して、一番最適なアームレスソファを選択しましょう。
ロータイプでコンパクトなアームレスソファ人気3選
子供の転落のリスクを減らしたい場合や、カジュアルなお部屋にしたい場合におすすめなのがロータイプのコンパクトアームレスソファです。
ロータイプでコンパクトなアームレスソファその1
出典元:MODERN DECO
一つ目にご紹介するのは、こちらのリクライニング可能なアームレスソファです。こちらのソファは、座面が一直線にまっすぐに伸び、背もたれを倒してベッドとしてもくつろげるのが最大の魅力です。通気性に優れたファブリックを使っているので、一年中快適に過ごせます。
ロータイプでコンパクトなアームレスソファその2
出典元:楽天市場
こちらは北欧風の柔らかいフォルムで、スタイリッシュで洗練された雰囲気があるアームレスソファです。クルミボタンがあしらわれており、高級感もあります。背もたれも程よい弾力感で、長時間背中を預けてくつろげます。
ロータイプでコンパクトなアームレスソファその3
出典元:SOFA STYLE
三つ目に紹介するのは、こちらのフロアタイプのアームレスソファです。こちらは日本製で安全性にこだわって作られており、子供のいるご家庭にも向いています。オールウレタン製なので移動も楽々です。
重厚感あるレザー張りのアームレスソファ人気3選
アームレスソファで重厚感や高級感を演出したい場合、レザー張りがおすすめです。レザー張りのアームレスソファを3つご紹介します。
重厚感あるレザー張りのアームレスソファその1
出典元:SDS
まずおすすめしたいのは、こちらの2.5人掛けのアームレスソファです。カラーバリエーションがブラックにモカ、ホワイトやブラウンとどのような部屋にもマッチする展開であり、高級感を演出します。
重厚感あるレザー張りのアームレスソファその2
出典元:au PAY マーケット
次にご紹介するのは、ローソファタイプのレザー張りアームレスソファです。こちらはコの字型に配置することでコーナーソファとしても利用できます。ローソファタイプで安全性もお墨付きです。
重厚感あるレザー張りのアームレスソファその3
三つ目に紹介するのは、こちらのヴィンテージ風アームレスソファです。長く弾力性を保つポケットコイルが使われ、キャメルブラウンの皮革が重厚感を醸し出します。座面と背もたれにマジックテープが付いていてズレにくく、実用面にも長けています。
ソファベッドとしても使えるアームレスソファ人気3選
アームレスソファとベッド、両方の機能を備えた、非常に便利なソファをご紹介していきます。
ソファベッドとしても使えるアームレスソファその1
出典元:KAGU350
まず一つ目はこちらの分割型ソファです。2つのソファをくっつけ、背もたれを完全に倒せばソファベッドになります。来客時には別々に使うこともでき、汎用性が非常に高いアイテムです。
ソファベッドとしても使えるアームレスソファその2
二つ目に紹介するのはこちらのアームレスソファです。ヴィンテージ風のデザインがおしゃれなソファで、手触りの良いコーデュロイ生地が使われていて寝転んでも心地良いです。土台が天然杢でお洒落な雰囲気を醸し出します。
ソファベッドとしても使えるアームレスソファその3
出典元:LOWYA
三つ目に紹介するのは、こちらのソファベッドです。クラシック基調のデザインで、クルミボタンが高級感を演出します。ベージュやミントグリーン、グレーベージュなどのカラーバリエーションが、大人っぽさと可愛らしさを両立してくれます。
便利な収納付きのアームレスソファ人気3選
一人暮らしの住まいや狭い間取りの家では、収納家具が置きにくいことがあります。そういった時に役立つのが収納付きのソファです。アームレスソファの中にも収納付きのものがありますので、ご紹介します。
便利な収納付きのアームレスソファその1
まず一つ目に紹介するのは、こちらの北欧風ソファです。引き出しが座面下に付いているだけでなく、背もたれを座面から切り離すことができるため、簡易ベッドとしても利用できます。
便利な収納付きのアームレスソファその2
出典元:IDC OTSUKA
こちらのアームレスソファは、落ち着いたダークグレーが特徴です。引き出し式の収納がついてあり、目立たず物を入れられる設計になっています。こちらも背もたれを倒して使うことが可能です。
便利な収納付きのアームレスソファその3
出典元:楽天市場
三つ目に紹介するのは、こちらのカウチ型アームレスソファです。三つのソファが分断でき、レイアウトも自由自在で、どんな部屋にもマッチします。脚を着脱することでロータイプ・ハイタイプどちらとしても活用できます。
まとめ
アームレスソファは、ひじ掛けがない分、広々とした座面でくつろげるソファです。それ以外にも、レイアウトがしやすく動線幅を広く確保できるというメリットもあります。一方で、アームレスソファは子供が転落しやすいといったデメリットもありますので、それも踏まえた上で心配な部分は対策をしておくようにしましょう。
特徴別に様々なアームレスソファがありますので、コンセプトや生活様式、機能性などを考慮し、自分にマッチしたものを選ぶことが大事です。